2009年8月13日木曜日

コモンズ小学校音楽学級の記録


コモ小(コモンズ小学校音楽学級)と称して、共同キッチン+音楽演奏会。カフェコモンズの石窯をつかってみんなでパンや何かを焼きつつ演奏という謎のもくろみで、いざやってみると予定通りにはなかなかいかないというか、むしろ最初から予定がなくて進行表は真っ白。開始時間ぎりぎり前に近所のスーパーでお買い物。ダイエーブランドのコーラやビール的なもの、梅干、干物などを入手。あっというまにはじまって(?)、パン種のようなものをこねたり、ごはんを炊いてみんなでおにぎりをにぎったりという第一部。文字どおりのオープン・キッチンで、みんなにキッチンに入ってもらって、石窯の温度を上げるのに汗だく。パンをこねたり、わらびもちをつくってもらったり、冷蔵庫からビール的なものを取り出したり、という共有空間。可能性の極限のような時間が過ぎゆく。大和川レコード君のプレゼン+演奏、たゆたうさんのペインティング(にしもとひろこさんの絵、イガキアキコさんのヴァイオリン)、arto music lab(mizuki)の歌、フィリップのシャウトというパフォーマンスが終わる頃には第二部にも突入している時間で、第二部で飲食の注文をどうしようか会議を急遽、首謀者Aと店長みやぢさんと相談。実験的に全カンパ制にすることに、その場で決まる。店長みやぢさんは小学校だからというので「給食」を用意してくれた。そして雨が降ってきそうななかでのたゆたうさんの演奏から第二部開始。雨の歌を歌う頃に雨が降り出し、雨乞いの儀式的な力を感じつつ、とてもよかった。ついで、mizuki、兄であるところの首謀者Aの婚姻パーティーのときにも歌っていたのを思い出しました。スーッと浸透する力のある歌声。そしてフィリップ、淡路島での「ワラビモチョウジャ」企画のプレゼンで、錬金術の話になり、なぜかぼくも話をすることになり、資本主義の錬金術やら物々交換のことなど話しつつ、さいごはみんなでわらびもち体操。そして、大和川レコード君。液晶を背負っての歌と演奏。音と音とがまじりあい、音楽が生まれる。しっとりと夜にしみいる彼の声が好きです。わいわいというまにおわりをむかえる。来てくれた仲間たちありがとう。たぶんぼくは、質の高い適当さみたいなのをめざしているんだけれども、どれだけできていたか。うっかりはたらきすぎない、うっかりちゃんとしすぎない、うっかりだんどりとかしない、という方向でたのしくやっていけたらよいんだけれども。首謀者としては十分たのしかったけど、参加者の戸惑いはどうだっただろうかとも気にしながらも、まだまだたのしくなれる予感があります。ひとまず、参加者のみなさん、ありがとうございました。まだまだつづきます。