2014年10月16日木曜日

デモのあれこれについて知恵を集める会(通称:デモ会)@コモンズ大学

デモのあれこれについて知恵を集める会(通称:デモ会)@コモンズ大学

日時 2014年11月28日(金)19時頃~
場所 カフェコモンズ http://cafe-commons.com/
飲食 カンパ制

第一回 「なぜデモは一車線・三列縦隊なのか(デモの編成について)」

私は今まで2度、デモの企画をして、現場責任者というものになったことがあります。
そこで知ったのは、デモを行うときに、非常に面倒な書類の処理や、ルールを押し付けられるということでした。

★警察に何度も足を運ぶことになったり(デモ申請するのに「専門家」めいた人がが必要なのか!?)
★3列で歩けとやかましくいわれたり(軍の行進でもないのに)
★さらに早く歩け、歩行者のじゃまだといわれたり(ゆっくりしか歩けない人は参加出来ないの?)
★一車線しか歩いちゃいけませんよ、とか
★一つの隊列(フロート)は200人くらいまで、とか
私には不思議に見える規則がいっぱいありました。

そのどれもこれもが、
☆表現の自由とぶつからないのか?
☆車優先社会ということなのか?
☆マラソン大会は歓迎されても、人々が表現するデモンストレーションはなぜここまで規制されるのか?
と疑問が浮かびました。

もっと誰でも企画が出来て、もっと自由に歩ければ、デモに参加する事で勇気づけられる事や、体感的に自由や表現について感じ取れる事がもっと増えるはず。
「昔のデモは自由で良かった」という事で終わらせず、それこそこんな今の状況を変えていくために・あるいは今後このデモする権利が脅かされないために
デモについて勉強したい!!!
と思って企画したのがこの集まりです。
ぜひともこのような興味・ご関心を持たれる方の参加をお待ちしています。
あと、デモ関連の法律関係に強い方のサポート歓迎!

※今後「デモの書式って?」「警察との駆け引きって?」「誰でもデモは企画出来る!(牛耳る人はノーサンキュー)」「デモってどんな効果があるの」
などなど継続してデモ会を開きたいと思ってます。
(デモ会呼びかけ人:栗田隆子)

2014年10月6日月曜日

コモンズ大学のお知らせ(改めて)

「コモンズ大学、最近どうなってるの?」と、ときどき訊ねられるのですが、細々と継続しています。

日時 毎週金曜日、19時頃〜23時頃(遅いときは終電過ぎまで)

場所 カフェコモンズ(http://cafe-commons.com/)(阪急京都線富田駅、JR京都線摂津富田駅から徒歩2〜3分)

料金 カンパ制
(ふところ具合と気持ちで適当にカンパ箱に入れて下さい。学食(ごはん+汁物+おかず等)、ビール、珈琲、その他いろいろ…)

内容 おもに雑談。誰かがテーマを持ってきたときは、そのお題について皆で話します。

第三金曜日のコモンズ大学は「にゃきズナイト」として、にゃきさん(http://ameblo.jp/hanehanenyaki/)企画のイベントです。

もちろん参加自由です。どなたでも金曜日の夜を持て余していればふらりと遊びに来て下さい。

2014年7月19日土曜日

表現の糧学校2014「がんばれ! オリンピック」のお知らせ

表現の糧学校2014
「がんばれ!オリンピック」

http://arts-npo.org/school2014.html
日 時=2014年8月8日(金)〜9月12日(金) 19:00〜20:30
    *期間中の毎週金曜日
    *9月5日(金)は休校です
    *9月12日(金)は、19:00〜21:00まで
会 場=Space000(京都市中京区)
    最寄り駅:京都市営地下鉄四条駅、阪急京都線烏丸駅 徒歩5分
参加費=全通し6,000円(講座1回あたり1,500円)
    *第5回は、講座受講者のみ参加可能です
    *経済的に困難な方はご相談ください
    *講座運営へのカンパ、ご寄付も受付ております
定 員=10人(全通しを優先します/講座1回単位でのご参加の方はご予約完了までお待ちいただく場合があります/定員になり次第締切)
予 約=参加希望の講座と名前、連絡先(メールアドレス)を記載のうえ
    問合せ先メールアドレスまで申し込み。
予約先=NPO法人アートNPOリンク事務局
    E-mail school2014@arts-npo.org


〈主旨〉
 表現の糧学校は、アートプロデュースを実践する前に、"表現"について考えるための学校です。アートプロデュースの現場では、実践的な作業のノウハウも必要になりますが、それと同じほど、現代社会の中でアートの可能性をいかにとらえているのか、またその可能性を社会のいかなる領域に、いかにして開いていこうとしているのか、そういった「基本姿勢」がきわめて重要になります。こうした基本姿勢が確立されていなければ、起こりうるさまざまな状況と向かい合い、自身の行為の必然性を、説得力をもって表現できなくなるからです。
 今年の表現の糧学校2014は、学校長に社会学者の渡邊太さんをお招きし、「オリンピック」をテーマに開催いたします。講座は全5回、最終日には参加者のみなさまの卒論発表を行っていただきます。
 みなさまのご参加をお待ち申し上げております。


〈2014年度表現の糧学校|校長挨拶|学校長 渡邊太
 ひとが物質的な身体をもってあらわれるかぎり、存在はかならず表現を含意する。だれかの前にあらわれるとき、たとえ沈黙を守ったとしても、それは沈黙というコミュニケーションを含意してしまうので、けっきょくコミュニケーションしないことは不可能ということになる。存在することじたいが表現という行為をかならずともなうという事実は、ひとがいかなる条件のもとでも社会的・共同的な存在であらざるを得ないことを意味している。社会的存在として、わたしたちは、自分の意図がどうであれ、表現し、結果としてコミュニケーションを接続し、社会的な関係を再生産する。
  特定の社会的条件のもとで、表現しやすいことと、表現しにくいことがある。「そんなことを言ってもしかたがない」「そんなことをして何になるのだ?」式の、表現を抑圧する圧力はつねに作用している。そうした圧力はまんべんなく作用するのではなく、ある表現は抑圧されるのに、べつの表現にはかまわない、というような偏りをともなう。そのような偏りを権力の付置としてとらえることもできるかもしれない。
  経済成長。集団的自衛権。原子力エネルギー。都市再開発……。わたしたちがこれからどのような社会を構想し、つくっていきたいのか。いまある社会の延長でよいのか、何らかの大きな転換をともなってあたらしい社会のヴィジョンを描くのか。答えは見えず、手応えも感じられない現状だが、表現という行為がもつ力を手がかりとして考えてみたい。政治・経済的に重層的な意味を背負った「オリンピック」という国家的かつグローバルなイベントは、未来の社会を考えてみるための格好の素材を提供してくれるはずだ。表現の糧学校では、わたしたちの社会的な表現の可能性を探ってみたいと思う。



《プログラム》
◯第1回|8月8日(金) 19:00〜20:30
「オリンピックと文化政策」
講師=吉本光宏 (ニッセイ基礎研究所)
内容=東京文化発信プロジェクトやアーツカウンシル東京の設立、東京都美術館といった文化施設の改修など、東京オリンピックが東京の芸術文化シーンに大きな転機をもたらしています。オリンピック前夜における日本の文化政策について考えます。

◯第2回|8月15日(金) 19:00〜20:30
「オリンピックと風営法」
講師=永井幸輔(弁護士)
内容=大阪のクラブが風営法を理由に摘発されたことを受け、多くの人々が連帯し「ダンス規制の見直し」に取り組んでいます。一方で、オリンピックの『おもてなし』にダンスを楽しめる場を求める声もあがっています。オリンピックと風営法をテーマに、未来社会を考えます。

◯第3回|8月22日(金) 19:00〜20:30
「オリンピックとスポーツ社会学」
講師=藤田智博 (大学研究員・非常勤講師)
内容=オリンピックやワールドカップといった世界規模の国別対抗スポーツ競技会が、政治あるいは市民生活(社会全般)にどのような影響をおよぼしてきたか、サッカーを例にスポーツ社会学の見地から検証します。

◯第4回|8月29日(金) 19:00〜20:30
「オリンピックとアート」
講師=白川昌生(アーティスト)
内容=東京オリンピックにむけて、全国各地でさまざまな公共芸術文化事業がすすめられます。オリンピックに向けて繰り広げられるイベントや祭、アートプロジェクトは、私たちの生活にどのような影響を及ぼすでしょうか。みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

◯第5回|9月12日(金) 19:00〜21:00
「オリンピックと社会」
講師=渡邊太(文化社会学、宗教社会学者)
内容=これまでの全4回の講座を受け、「オリンピック」という国家的でグローバルなイベントから未来の社会について考えます。そして最後には、参加者のみなさまから卒論を発表いただき、わたしたちが持ち得る社会的表現を探ります。

*内容・講師は事情により変更になる場合があります。



  
〈講師プロフィール〉
企画・表現の糧学校2014年度校長
渡邊 太 (文化社会学・宗教社会学/大阪国際大学講師)
専門は文化社会学・宗教社会学。大阪国際大学講師。NPO法人地域文化に関する情報とプロジェクト、NPO法人日本スローワーク協会、国際脱落者組合(International NEET Union)にも関わる。文化の実験を通じた共同性の構築、社会運動のネットワーク、人が生活するなかで生まれるねじれとよじれに関心をもつ。著書に『愛とユーモアの社会運動論』(北大路書房、2012)、『聖地再訪生駒の神々』(共著、創元社、2012)、『カルトとスピリチュアリティ』(共著、ミネルヴァ書房、2009)など

吉本光宏 (ニッセイ基礎研究所)
ニッセイ基礎研究所 研究理事 [社会研究部・芸術文化プロジェクト室長]、企業メセナ協議会 理事
1958年徳島県生。早稲田大学大学院修了(都市計画)後、社会工学研究所などを経て1989年から現職。東京オペラシティ、国立新美術館、いわきアリオス等の文化施設開発、東京国際フォーラムや電通新社屋のアートワーク計画などのコンサルタントとして活躍する他、文化政策、文化施設の運営・評価、創造都市等の調査研究に取り組む。1997年セゾン文化財団の助成でコロンビア大学大学院に留学。文化審議会文化政策部会委員、東京芸術文化評議会評議員、創造都市横浜推進委員会委員長、東京藝術大学非常勤講師などを歴任。著作に「再考、文化政策(ニッセイ基礎研所報)」「アート戦略都市(監修、鹿島出版会)」など。

永井幸輔(弁護士)
骨董通り法律事務所、Arts and Law所属。Creative Commons Japan理事。「ファッションは更新できるのか?会議」共同企画人。現代美術・演劇・ファッション・映画・音楽などの作家/デザイナーから、出版・広告・ウェブサービスなど、クリエイティブに関わる人々に幅広く法務アドバイスを提供。また、知的財産権のオープン/クローズドな運用やアーカイヴィング、法制度を通じた社会デザインなど、法をツールに共創的な個人/組織の活動をドライブさせるためのマネジメントやアドバイスにも注力している
執筆に「デザイナーのための著作権と法律講座」(MdN、共同担当)、「法は創造性をつぶすのか」(広告2013年5月号)、『クリエイターの渡世術』(共著)、「今さら聞けないクリエイティブコモンズ」(WEB+DB PRESS Vol.59、共著)等、監修にマンガ『ひまわりと天秤』。

藤田智博(大学研究員・非常勤講師)
専門は文化社会学。京都大学大学院で研究員、そのほか、複数の大学等で非常勤講師をしている。文化のグローバリゼーションと外国イメージ形成の関連に関心を持ち、社会学的な観点から研究を行ってきた。とりわけ、現代社会における文化的多様性がどのような条件のもとに成立しているのかに注目し、サッカーにおける国際的なイメージとその背後にある社会的な要因についての考察も行なった。「「Jリーグにおけるサッカー移民の特性と変化」『スポーツ社会学研究』(2013年)など。

白川昌生(アーティスト)
1948年福岡県北九州市戸畑生まれ。1970年に渡欧、ストラスブール大学文学部哲学科にて哲学を専攻。1974年パリ国立美術学校入学、1981年国立デュッセルドルフ美術大学を卒業、マイスターの称号を受ける。1983年に帰国し、1993年に地域とアートをつなぐ美術活動団体「場所・群馬」を創設。2002年北九州ビエンナーレでの「アートと経済の恋愛学」(北九州市立美術館)、2007年「フィールドキャラバン計画」(群馬県立近代美術館)など、国内外で活躍する。美術家としての活動の他に評論執筆活動も盛んに行う。主な著書に(以下、いずれも水声社)『日本のダダ1920-1970』(1988・2005)、『美術、市場、地域通貨をめぐって』(2001)、『美術・記憶・生』(2007)、『美術館・動物園・精神科施設』(2010)など。



〈クレジット〉
主 催=NPO法人アートNPOリンク
企画協力=山田創平(社会学/京都精華大学准教授)